正義なんてクソ食らえ!

「人間は自分が正しいと思ってるときが実は一番暴力的」
友人のブログで、ある雑誌である著名人が言ってたと紹介されていた。
今の自分に感じてたことに、どはまりだ。
自分が正しいと思っている(実は、常識、まとも、普通といったとってもくだらないものにより凝り固められた)概念を信じ、他人に向かって平気ではっきりと、あなたは間違っている、などと口にする。
そうであればむしろ、一言も口をききたくないくらい。
ドキと、ニャーっつったらニャーって言っていればいいとさえ思う。


でもそれは現実逃避である。
私の得意技は現実逃避。
いつでもそうしてきた。
絵を描くというのは一見、世間的には現実逃避の方法としては考えられてないようなものだが、私にとってはきっと、現実逃避の末の光だった。
ただ、絵を書いていればまだ安心だった。
新しい物を存在させる作業はやはり神聖だし、
絵を描いてるときって、すっごく冷静に思考が進む。
逃避から新たな発見があったり、気持ちを持ち直せたりできる。


一番やっかいな逃避法は、寝ること。
とてつもなく嫌なことがあって、
グースカ寝れるのと、一睡もできないのと
どっちが強いと思う?
一睡も出来ない方がきっと強い。と私は思うんだ。


泣いても喚いても吐いても、その出来事や問題を
一分一秒も目をそらさず向き合ってるってことでしょ。
考えただけで吐きそうだ。
嫌なことがあって寝るときの睡眠時間はとても長い。
十数時間以上。その間覚醒なし。
まいっか!寝ちゃえ〜!とかじゃない。


災害時に非常ベルがリーーーン!!ディーーーン!!なってるさなか、
シャッターがそこに何があろうと、人がいようと、バンバンバンバン
閉まっていくようなことが脳内で行われている。

脳が、これやばいよ!まずいよ!すごい悲しい!辛い!やだ!
泣きたい!死にたい!どうしよう!考えなきゃ!!答えを出さなきゃ!
って非常ベルをガンガン鳴らしてるのを、自動的に脳をシャットダウンするのです。
脳内伝達物質なんかは遮られてしまい、その結果眠くなるという。
気絶に近いよね。
自分を傷つけない為に考えない。自己防衛の基本的手段ではないかしら。
それを押しのけても夜中を徹して考えれるなんて強い。
しかもそれが何日も続くかもしれないなんて!!オウェ〜っ


例えばその出来事が、思い込みや勘違いやドロドロの嫉妬や嫌悪などであれば、
ガツンと寝て、朝すっきり!
なしなに?しょーもないこと思ってたわー。たくさん寝て気分爽快!
ってなればいいが、
自分自身のこと、特に自分の力を認識し認めなければいけないこと、
自分の暴力的行動、それから発生する人間関係、生物としての役割とかさ、
考えれや。寝てんばーいじゃねーぞってことは、寝ちゃうとアウト。
やばいなって思ったときが考え時なんだ。
それをのがすとよくポイントが分からなくなっちゃって、
あやふやなまま日々に追われ忘れちゃうからね。


あと寝ることに次いで強敵なのが、一杯のビール。これは手強い。
脳味噌がふわーんってしてしまう。


今、30歳ですが、
現実逃避の連続による人生の、精神の、皺寄せが確実に実感されます。
やけに、学生の時の事とか、細かいできごとが思い出されている。
懐かしい気分にもなるが、あまりいい状態とはいえないわな。


強い人が羨ましいです。
苦境も土壇場でひっくり返せるような精神の持ち主に憧れます。
あと、睡眠時間が少なくて大丈夫な人ってどうゆう構造になってるのか知らん?
FU・SHI・GI!!