さくらはきょうも












今日は東京都知事選挙の投票日でした。
私たち若い世代(というにはあんまり若くないけど)にとって、
今回ほど、選挙に行って投票する意味、必要、そして自分の一票の意味を
考えたことはなかったのではないだろうか。
そんな選挙の候補者があんまりに酷くて途方にくれてしまう。
皮肉だねって言ってしまえばそれだけのことだけれど、
今、この選挙にこの候補者たちが立候補しているのに、
若い世代が選挙に行かなかったことも理由の一つなのではないかと思った。
若い世代が選挙に行かない理由もさまざまある。その一つ一つの結果がこうなっている。
だから皮肉なんかではないのだ。
じゃあ、やっぱり意味ないんだって言って何もしない、投票もしないのでは
それこそ何の意味もないのだから、ちょうど投票所の近くの坂道は桜が満開だ。


おばあちゃん三人が花を見てご機嫌になってうたをうたったのを聞いた
自分の頭の上に舞い散った桜の花びらを嬉々と報告し、嬉しそうにはらっている子供を見た
赤い顔をして陽気の中で寝転ぶお父さんを何人も見た
私は、おにぎりを食べて、ぼーっとしながら、選挙のこと、日本のこと、
自分のこと、世界のことをとりとめもなく考えていた。