私たちは、魂を大切にしない
ことがよくあるのではないか。
故意にないがしろにしているのではない。
だけど、それが大切だと日々、
胸に刻み、愛で、
より輝くように磨いているのかというと、
多分、答えはノーだろう。
あまりにも、「自分」と一体化している。
その声を気づかないでいる。
だから、時に魂が顔を出すとき、
はっと我に返る。
私の魂はこう言っている。のだと。
多分、「母がしんどい」で田房永子が表現している、
「小さい自分」というのは、コレなんじゃないか。
私たちは、魂を大切にしないことが、よくある。
その声を聞こうとしないことが、よくある。
でも、そんな風にないがしろにされ、
無視をされてもいつでも、
懲りずに、諦めずに、
自分に声をかけ、目を向けてくれるものは、
この世にただ一つ。
魂なんだ。
それは、ときに小さい自分として、
ときにそれは、私を見つめる猫の眼差しとして。
ときにそれは、頭上に光る月として。