彼は愛しの○△×☆!!

女子達が本人のいないところで、しかも全く気のない男子のニックネームをつける時の残酷さったらない。
「ほらあいつ、なんつったけー、あのー、あれ!ほら!ブロッコリーみたいな頭したやつ!」
「いたいた!ブロッコリーでしょ!」
「うわっ!いた!ブロコッリー」
ブロッコリー!」
ブロッコリーブロッコリー!」

六年間をともにした女子達の頭のなかに浮かぶブロッコリー像に不一致なし。


こういう時って笑いとまんないよね。
ブロッコリーって、ひでーよ
しかも名前結局覚えてねーって
しかも最終的に、「あいつキモいよねー」とかで終わるっていう。



なぜ、ブロッコリーのことなんか思い出したかって言うと、
会社に上記ブロッコリーの彼とは比較にならないが、ブロッコリー風な人がいるんです。
その彼が向かいに座っている同僚の女性に
「Sさん。ちょっと質問してもいいですか?」
こう紳士的に問いかけを始めました。
快く承諾したSさんに彼はこう続けました。
「女性で、こう、話しかける時に必ず肩とか腕とかをそっと触る人っていません?」
「いますいます。いますね。」
「あれってなんなんですかね?」
「う〜ん。なんですかね。本とかだと、さりげないライトなタッチは男の人喜ぶとか書いてますけどね。そうゆうことでしょうかねー」(ほとんど興味なし)
「えー。そうなんですか。嬉しいですかー?」
「本とは違いますかね?どうですか?」
「僕は引きますね、正直。男だったらセクハラじゃないですかー?」
「・・・」(答えようなし)


大丈夫だ!
その触った子は君に気はないぞ!
だって君は、ブロッコリーだから!