ギブミーアルコホール

禁酒をしてしばらくたつ。
禁酒といっても一滴も飲まないという禁酒でない。(そんなカテゴリーの禁酒がある?)
今日は飲もうという日は飲むけれど、普段は少し飲みたくなっても飲まない。それこそ一滴も。
いつもなら飲むだろう状況でも極力飲まない。(例えばライブとかね)
そうして三ヶ月くらいか。
飲んだ日数なんて十日くらいじゃないかな。

始めたきっかけはまあ、体のことを考えてだけど。
とても強い薬を飲むことを自らに許可したのだから、お酒くらい我慢しないとね。と。
だからダイエットや酒癖が悪くて、とにかく量を減らそうとか、酒やめようとかっていうわけじゃない。
もともとそんなに毎日飲むタイプじゃない。酒癖は悪い。

じゃあ別に、特別、禁酒を自らに課することはないのではないかと思う。
でもそれはやっぱりちゃんと禁酒と思わないと、飲みたくなるときがあるでしょう。

今日はお酒がどーーーうしても飲みたいよ!なんて時は、
めちゃくちゃ疲れてるか、悲しいか、やってらんねーよってときか、むしゃくしゃしてるか、
無気力か、何か忘れたいか、逃げたいか、そんなときだろう。
もしくは嬉しいか。楽しいか、気分がいいか。

そういった場合(特に前者)にお酒を飲んでしまうのと、飲まないでいるのと何か違うだろうか。
多分、違うんだと思うんです。
特に飲まないからといって物事に真摯に取り組めるかといえばそういうわけでもないだろう。
飲んでしまった方が悩んでもしょうがないどうしようもないことや、くだらないことにとらわれず、
すっきりと明日を迎えることだってあるだろう。脳味噌を開放してあげるのも大切だ。
でも飲んでしまって台無しってこともやっぱりある。
本当はもっと真剣に考えなければいけないことを見てみぬ振りしてしまうとなかなか面倒だし。

本当は、悲しさや困難を胸にしているときだって、
よいシングルモルトと、冷えたよい炭酸水でゆっくり作るハイボールを飲めたらいいんだ。
ベランダでミントを摘んで、砂糖とライムと一緒にすり潰して、氷を入れて、
よいホワイトラムとよい炭酸水でじっくり作るモヒートが飲めたらいいんだ。
ようはさそういうことなんじゃないかな。
余計なことをお酒と一緒にするのは野暮なんだ。
お酒を飲むことを、お酒そのものを飲むことだけで飲めるようになったら、また飲もうと思います。

その前に体なおさないとね。
私の鼻づまりはいったい何のトラブルの表れなのでしょうか?
喘息が出なくなったのはどうして?
私の体はずっと昔から、私に何のサインをおくっているのだろう。
それがわかったときはきっとなおっているでしょう。