My Empty Left Hand

私は空っぽの左手をそのまま握り続けていた

ああ この道は
覚悟を決めたような心持で
いき勇んで進み始めたけど
一歩一歩進むにつれて
少しずつ足が動かなくなる
破滅への道のたどり着く先はただ一つ
破滅
そのことが何も変わらない同じ道を歩いているのに
確信となってずしずしとのしかかってくる
歩みはもう今にもピタっととまりかけている



進行方向
視線の先
ほんのちょっと右斜め上
満月

行く先を照らせ











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