ゴースト オブ 芸術

昔に芸術といわれていたものは、今はどこかに行ってしまったというか、存在できなくなって、
それに成り代わってるように見えているのは、アートとか呼ばれて、その中身は本来デザインと言われてたものじゃないかな。


今の世界や、私達みたいに、中途半端で勘違いな密度の薄い(もしかして空っぽ?)やわっこいものばっかりさ。
今、この時には、ピリッとした触るのも見るのも怖いくらいの革新的なモノは作り出すことも存在することも難しい。
全てがゲームみたいだもん。


エコだエコだっつってニコニコしながらかわいいエコバックを持って買い物してる主婦。
この感じが全世界の感じときっと一緒なんだ。
酔っ払って全世界に会見するのも、ミサイルが飛ぶのも、選挙をするのもしないのも、
誰もが子供を持たなくとも、実際どうだっていい気分でいる。
アライブ オア アライブ


この今の時点で一番ホンモノなのって、おしゃれなものだと思う。
ギンギンでビンビンで誰がどう見ても、どっから切っても完全なる100%金太郎飴おしゃれ。
逆におしゃれ、おしゃれな感じ、おしゃれっぽい、そんな気色の悪いものとは違う、
何がどうでもおしゃれならいいっていう、絶対なるおしゃれ。
くだらないふにゃふにゃ文学より、崩壊した芸術やデザインより、
おしゃれってだけで存在しているものの方がいくらもホンモノで、感動するだろな。
何度も言うけど、非の打ち所もない震えるほどのおしゃれだよ。


けど、そろそろ、どこかに漂っている芸術が舞い戻ってきてしまうね。
たくさんの人が、必然的に自然に、つい最近までは芸術なんて何だか分からなかったはずなのに、
確信を持って当然のようにやり始めるだろうな。
その時の世界状況は今よりもずっと厳しいものになっているわけだけど、
今よりもいいような気が私はするな。