ジョバンニのようにさ

銀河鉄道の夜でジョバンニが小銭を稼ぐために、
活版印刷所で文選の仕事をするけど、実際にあのバイトがあったら私はやりたい。
ページを渡されて、その活字をひろってくる。
カタっとか、コトとか、カチャって音しか聞こえない空間。


というわけで、活版印刷のワークショップ第二回目行ってきました。
今回は、欧文文字で3行を組んで、15枚のポストカードを刷りました。

     

左が刷る前の組版の状態。当然スペースも埋めなきゃなんない。右が刷ったもの。


3人一緒にやるにしても、13時から始まって終わったのは、18時近く。
時間のかかるいい時間です。
活版の何が好きかって言うと、
活字のかっこよさ。
文字自体が持つ存在感、鋭さ。
人間の手で組むが故の計算されないズレ、ゆがみ。
刷り上がりの不安定さ、美しさ。
不自由さからくるぬるくないデザイン。


この不自由さと、他の自由さをあわせて何かかっこいいものが作れたらいーなー
でもやっぱり目指す美はここにあるな。



作業場はこんな感じ。いーよね