ウェディング編ではない

あーウェディング編を書かないとけないが、
まだ写真のあれが終わってないのだ。少し待つんだよ。



最近、久しぶりに本を読んだ。本棚にある、持ってるけどまだ読んでない本から一冊。


■猫の縁談 (中公文庫) 出久根 達郎
私ぐらいの読書歴では知らない作家なんですけど、何で持ってるかっていうと、
本既知外の父親の平積みから拝借したようなきがする。多分、猫だったからだろうと思う。
とても好きな本だったんだな。調べてみたら、直木賞作家でした。
うむ。そういう巧さだ。安心感のある文章。読んでいて苛々しない。
古本屋を舞台とする少し奇妙な人達が登場する短編集で、はっきし言って地味です。ただ、作家本人が古本屋経営者である(あった)ことで時代情景や古書の情報がしっかりとしていて世界に入り込むのは簡単だった。
この作家はきっと家の両親と同じで推理・ミステリー小説がかなり好きだと思う。
地味な物語の中に薄気味悪さを出す。でもやりすぎるとだめよね。
それとどうやら猫がすごく好きなよう。どこでも猫が出てくる。悪い気がしない。
ふわふわしたふにゃふにゃした感情や恋や怒りや激情や事件は起きないけど、しっかりした文章が読みたい人は、散歩のともなどに良いかと思いました。
地味だけどしっかり、生や死がある。


やっぱり読書はいいなあ。
ヨガみたいな感じじゃない?精神がスッとする。
頭がスッとするのかな?
また持ってるけど読んでない本達を読もう。