a little bit more

最近、家に帰ると必ず料理をする。
夜食べる分、明日のお弁当の分。
会社にいる間に、小さい紙切れに献立を考えて、
ちょっとネットでレシピをみたりして。(さぼり)
お菓子ってレシピどおりに作ると必ずおいしくできるんだけど、
料理もそうなんだって最近知った。
丁寧に切ったり、手順をきちんとすると、
おいしくできるわけだ。

マーボーなす。豆板醤たっぷり。辛っく辛っく。
れんこんのキンピラ。味を濃くしないように。しゃきしゃき。
きのこの炊き込みご飯。しめじとまいたけとえのきたっぷり。
れんこんと枝豆のからし酢ドレッシング。白髪ねぎをたくさん入れる。からし多め。
トマトの出汁漬け。すっごく冷やして出汁ごと食べる。トマトの酸っぱさと出汁がよくあう。

料理をすると、少し保たれる。正常に。心が。精神が。
とどまっていれるというか。
私にとって筋トレに似ているかもしれない。
頭がぶっ飛ばないためのメソッド。
まあ、頭がぶっ飛んじゃうような強靭さもないけどね。

おいしいものをつくって一緒に食べる。
そういうのがいいと思う。そういうふうなのがいい。
って最近よく思うよ。

でもつい、つい食べすぎちゃって、
太っちゃったなあ。
それはいみないんだなあ。



本を読んだり、音楽を聞いたり、映画を見たり、
そんなことって、やっぱり受身な作業になる。

料理をしたり、手紙を書いたり、緑を育てたり、
部屋を作ったり、ぞうきんを縫ったり、楽器を弾いたり
そういうことは自分の手が作り出しているものだ。

私は、生きている間はずっとそうやって、
自分の手で何かを作っていきたい。
それがクッキーを焼くことだって、かまわない。
自分の頭を使って物事を考え、理解し、
自分の手で何かを生み出して生きていきたい。


ただ、やっぱりそれだけだと、物足りない。
やっぱり、その先を求めてしまう。
それだけじゃだめだ。それだけじゃだめだ。って何かが言うんだ。

それは、やっぱり表現するということ。
手で作るだけを超えて、
自分を超えて、
私は私のファンタジーを作り上げて、
それを外に出したいと思っている。
それでコミュニケーションをはかりたいと思っている。