SWITCH ON then OFF

鬱スイッチがある。
それはささいなことでポチっと押される。
子供の頃から何度も作ってきたクッキーが上手く焼けなかった。
失敗した原因はなんとなくわかるが、とにかく見事に失敗。
これが原因。
アイスボックスクッキーを焼くことすらできなくなってしまったのか。
取るに足らないことだけどそういうことで実際は大部へこむ。
ただのきっかけに過ぎない。
そしてスイッチオン。
スイッチがオンの状態のときは、もう何をしても、何が起きても、事態はよくない。
だけど、こんなことくだらなくないかな。
クッキーが上手く焼けなかったのなら、また焼けばいい。
クッキーが上手く焼けなかったことで押されたスイッチは、
クッキーが上手く焼けることでオフになる。
クッキーが上手く焼ければことは解決するのだから、簡単なものではないか。
ハードルは高くない。
どうせやるなら、少し違う風にココアパウダー入りにしよう。
再び焼いたクッキー。
スイッチはオフ。
オンオフオンオフオンオフオンオフオンオフオンオフ
クッキーは甘くほろ苦く、さっくりしている。
紅茶をいれましょう。

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